UPSのバッテリー交換作業

UPS(無停電電源装置)のバッテリー交換

NASの停電対策にはUPSが必要

AiTでは、中小企業様向けにNAS(ファイルサーバ)の設置サービスを行っていますが、同時にAPCなどのUPS(無停電電源装置)の設置も推奨しています。

UPSの役割

UPSは、例えば雷などの影響で事務所の電源が一時的に落ちても、UPSにつながっている機器(NASや外付けHDD等)は、電源が落ちることなく2・30分から1時間程度動作することができます。
動作する時間は、バッテリーの容量と、接続している機器の消費電力に左右されます。

ほとんどの場合、瞬間的に電源が落ち照明などが真っ暗になり、その後すぐに復旧しますが、その間NASなどの電源は落ちることはないので、HDDなどのクラッシュによるデータ消失や雷のサージ電流からも、機器を守ることができます。

停電時にNASを自動シャットダウン

滅多にありませんが、数時間停電する場合には、NASとUPSを連動させる設定にしておけば、UPSのバッテリーの残量が減ってきた場合に、NASの電源を自動的にシャットダウンさせることも、機種によっては可能です。

バッテリーの交換と処分方法

今回は、UPSを設置してから6・7年経過しており、バッテリーの寿命が来た(アラームが鳴った)ので、交換のために訪問しました。

交換した後、古いバッテリーは、多くの場合発売元で引き取り処分してくれます。

また、APCのバッテリーは”鉛蓄電池”なので、宅配便等も利用できます。品名には必ず ”バッテリー” ではなく、”蓄電池” と記入が必要です。

Windows7のハードディスクが”RAW”と表示されても、Linuxならドライブの中を見ることができる場合がある。

Windows7のアップデート最中に電源を切ったら、Windows7が立ち上がらなくなった!

と、お客様から電話があった。

なんでも、Windows7のシャットダウンの際に、OSのアップデート(更新)が始まり、30分ほどたっても終わらないので、ノートパソコンの電源ボタンを長押しして、電源を落としてしまったそうだ。機種は比較的新しいintel Core i5のノートパソコンである。

startup_fixスタートアップ修復が正常に終了しない

その後、電源を入れてWindowsを立ち上げようとすると、「スタートアップ修復」と「正常な起動」を選べる画面が出るとのこと。
現地で確認したが、「正常な起動」を選ぶと、ある程度まで起動してから画面が黒い間に自動的にシャットダウンがかかり、再起動される。

「スタートアップ修復」を選ぶと、ブルーのWindows7のインストール中の画面(右の画像)が出てからは、数十分止まったままであった。

 

HDDを別のパソコンにつなげて確認すると、対象のドライブは何故か”RAW”

RAWWindowsの起動ドライブ(C:)に問題があることがわかったので、ノートパソコンからハードディスクのみ取り外し、別のパソコンのUSBインターフェイスを使用して、接続してみた。

リカバリー・エリアは問題ないようだが、Windows7がインストールしてある”Cドライブ”は、状態が”RAW”となっていた。

Windows Vista以降で”RAW”は、ドライブがいわゆる「未フォーマット」の状態であることを示しており、「フォーマット」をしないと正常に使用できない状態である。

実際、Windows7では、そのパーティションを読み込んだ時に、「フォーマットしますか?」と尋ねてくるので、今回は「いいえ」を選択してフォーマットを回避せねばならない。ここでフォーマットしてしまうと、データはすべて消えてなくなるので、注意が必要だ。

 

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Linuxで起動して、HDDの中身が見えるか試してみる

ただ、”RAW”だと中身を見ることができないので、Linuxからハードディスクの中身が見れるか試してみることにした。

HDDを元のノートパソコンに戻し、そのパソコンのDVDドライブにKnoppix7.0.2(Linux)の起動用ディスクを入れ、再起動した。

Linuxをロードした後、KnoppixのGUIが立ち上がったが、ファイルマネジャーを使って、ドライブの中身を表示してみた。

なんと、Linuxでなら、”RAW”であるはずのCドライブの中のファイルが、見ることができた。

もちろん、どんな状況でも今回のようにLinuxでWindowsのファイルが見えるわけではないと思うが、試してみる価値は十分ある。

早速、USB経由で40GB程度のユーザー・データを外部にコピーした。

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デスクトップやタスクバーのアイコンがほとんどWord(ワード)のアイコンに変わってしまった場合

お客様から

「デスクトップの画面が全部ワードに変わってしまって、何もできない…」

IMG_4031と電話がかかってきました。

どういう状態か想像もできないまま、お客様宅に向かいました。

その時の写真が右です。

どうしてこうなったか尋ねると、「USBメモリにあるファイルを開こうとしてクリックしたら、うまく開けなかったが、そこにあるWordのマークをくりっくしたらこうなった…。」とのことです。

おそらく、USBメモリに何かのファイルのショートカットがあり、それを開こうとしたが関連付けされているプログラムがなかった。そのかわり、関連付けができるダイアログが出てきたので、そこでWordで開いてみようと思いWordのアイコンをクリックしてしまった、という流れだったと推測できます。

70歳を優に超えた方なので、無理もないかもしれませんが、冒険心の強い方かもしれません(^^)

 解決法

IMG_4032検索したら出てきました。
但し、この方法は、誤って他の部分を削除したりすると最悪立ち上がらなくな危険性がありますので、「ファイル」の「エクスポート」で、レジストリのバックアップをとることを、おすすめします。

もちろん、ここから先は自己責任でお願い致します。

1. [スタートメニュー]の検索ボックスに、regedit と入力し[OK]します

2.”HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows
\CurrentVersion\Explorer\FileExts\.lnk\UserCoice” キーを削除します

3. ログオフしてログオンしなおします

これは、マイクロソフト・コミュニティからの転載です。

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解説

1.は、レジストリの編集です。これを行うと、レジストリエディタが立ち上がります。

2.では、ツリー構造になっているフォルダを、順番に開けていきます。最後に”UserCoice”フォルダが見つかりますので、マウスを右クリックして「削除(D)」を選んで下さい。

3.で終了です。

これで元に戻りました。

もどると、他には何も異常が見受けられません。

大事でなくて良かったです。

文字化けしたメールはエンコードの変更で読める。

先日お客様のオフィスを訪問した際、

「メールが文字化けして見えないことが時々あるんですが、どうしたらいいんですか?」

文字化けメールと尋ねられました。

実はこの質問、ほかでもよくあります。

メールが文字化けしていると、ほとんどの場合、再送してもらっても同じ結果になります。

メールの送信元に再送依頼やFAXでの再送を依頼する前に、メールの受け取り側でできることがあります。

使用しているメールソフト(多くの場合WindowsメールやMicrosoft Outlook等)で文字化けしているメールを表示し、”エンコード”を変更してみるとほとんどの場合見ることができます。

実際、メールのヘッダー情報でエンコードの形式を調べてみると、使用されているエンコードがわかります。

日本語メールを”送信”する場合の一般的なエンコードの設定は、”日本語JIS(ISO-2022-JP-1)”が一般的なようです。

ただし、テキスト形式(文字のみ)の場合は上記のエンコードで送られますが、HTML形式(絵や写真などを添付ではなくて文章に埋め込んだものなど。)のメールは、”UTF-8″で送られています。

通常は、上記のどちらの形式で送られるメールも、WindowsメールやOutlook等のメールソフトが自動的に判別して読み取ることができますが、まれに自動的に判別できない場合もあるようで、それが文字化けを引き起こします。

わかりやすいページがあったので、参考にして下さい。

ちょっと難しいですが、こんなのもありました。

送り側が、文字化けが起きないように気をつけることは、一般ユーザには厳しいようですね。

 

PCの電源スイッチを入れたら、画面は出ないのにファンの音がスゴイ。

先週のこと、お客様から電話があり、

「朝からパソコンのスイッチを入れたら、画面は真っ暗なままなのに、パソコンの本体のファンが回りっぱなしで困っています…。」

とのこと。 駆けつけたら、ファンから爆音が出たまま、画面は真っ黒でした。 取り敢えず、電源スイッチを5秒以上押したままにして、強制的に電源を落とし、静かになりました。

  • 機種:デスクトップ・パソコン HP dc5800 SFF

対処方法

  1. 電源関係も含め、パソコンにつながっているケーブル類をすべて抜きます。
  2. デスクトップ・パソコンの場合、サイドカバーを外し、筐体を開けます。
  3. メインメモリをすべて抜き、静電気に気をつけて接点部分を清掃。
  4. メインメモリを外したまま、電源ケーブルを本体に差し、電源スイッチを”ON”。「ピポー」と、ビープ音が鳴りました。
    この音は、メモリが刺さっていないことを知らせてくれています。と同時に、BIOSは正常であることと、マザーボード等の異常の可能性は低いというサインです。 もしここで、ビープ音が鳴っていなければ…、マザーボード異常か、電源異常か…、検証に時間がかかるところでした。
  5. 清掃済みのメインメモリを元通りに刺して、全ての配線をつないでから電源スイッチを入れました。
  6. 無事”BIOS”の画面も出て、Windowsが立ち上がり、問題なく起動。

デスクトップパソコン(内部)お客様も、ホット一息。

メモリテストでも異常なしなので、一件落着。

パソコンが立ち上がらなくなるトラブルは割と多いですが、今回のケースではつい最近停電で何度かパソコンの電源が落ちたということでしたので、パソコンの帯電が原因かもしれません。

パソコンの帯電に関する起動不能の際の放電の仕方は、次を参考にして下さい。